住信ネット銀行住宅ローンは、変動金利・固定金利ともに業界トップレベルの低金利であるだけではなく手厚い保障や特約まで無料で付帯できる商品として、非常に高い評価を得ています。
ただ、住宅ローン選びの重要なポイントである金利と保障のどちらにも大きなメリットがある商品となると、審査の難易度が気になるところです。
そこで、今回は住信ネット銀行住宅ローンを徹底解剖していきます。
住信ネット銀行住宅ローンの審査基準や金利はもちろん、審査の流れや審査に通過するコツまで、詳しく解説していきます。
住信ネット銀行住宅ローンの利用を検討している人は、しっかりチェックしてください。
※本ページにはPRが含まれます。
住信SBIネット銀行の住宅ローンの種類
住信SBIネット銀行には、フラット35の他に以下の2種類の住宅ローンがあります。
- ネット専用住宅ローン
- 住宅ローン(対面)
初めに、この2つの住宅ローンについて簡単に説明していきましょう。
ネット専用住宅ローン
ネット専用住宅ローンは、インターネットと郵送だけですべての手続きが完結します。
来店せずに利用できるのが大きな特徴です。
実は、このネット専用住宅ローンは三井住友信託銀行の商品で、住信SBIネット銀行が三井住友信託銀行に代わって代理で契約を締結しています。
ネット専用住宅ローンに関する申し込みや契約の手続きは、全て住信 SBI ネット銀行が窓口となって受け付けています。
住宅ローン(対面)
住宅ローン(対面)は、「インターネットで住宅ローン手続きを進めていくのは不安」という人に向けた商品です。
ネット銀行の住宅ローンでありながら、店舗でスタッフに相談しながら手続きできるのが大きな特徴です。
住宅ローン(対面)は、ネット専用住宅ローンとは逆のパターンで提供されています。
つまり、商品は住信SBIネット銀行オリジナルの住宅ローンだけれども、住信SBIネット銀行と提携している銀行代理業者が申し込みや問い合わせ等の手続き、契約締結を代理で行っているのです。
住信SBI銀行ホームページでは、住宅ローン(対面)の申し込みは受け付けていませんので注意してください。
2つの商品の内容はよく似ていますが、細かい部分で異なる部分もあります。
この記事では、住信SBI銀行で申し込みを受け付けている「ネット専用住宅ローン」について解説していきます。
住信SBIネット銀行住宅ローンの概要
住信SBIネット銀行住宅ローンの概要は以下の通りです。
借入可能額 | 500万円~1億円(10万円単位) |
---|---|
事務手数料 | 借入金額の2.2% |
保証料 | 0円 |
返済期間 | 1年~35年(1か月単位) |
繰上げ返済手数料 | <一部繰上げ返済> 変動金利期間中:無料 固定金利特約期間中:無料 <一括返済> 変動金利期間中:無料 固定金利特約期間中:33,000円 |
住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット・デメリット
住信SBIネット銀行の住宅ローンにはどんな特徴があるのでしょうか。
他の住宅ローンよりも優れている点や、注意すべきデメリットをまとめました。
住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット4つ
- ネット完結
- 低金利
- 繰上返済手数料0円
- 団信・全疾病保障が金利上乗せなしで付帯
メリット①ネット完結
ネット専用住宅ローンであれば、お店に足を運ばなくても契約できます。
自宅ですべての手続きが完結するため、手間がかかりません。
WEB・郵送でやりとりができますから、スキマ時間を有効活用できますね。
わからないことがあれば電話で相談しましょう。
もちろん対面という選択肢もあります。
メリット②低金利
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、ネットだからこその低金利さが魅力的です。
新規でも借り換えでも、金利が低く返済の負担を抑えたい方にオススメ。
また金利引き下げキャンペーンを行っていたりもするので、見逃さずに活用しましょう。
特に借り換えの金利が低いため、すでに住宅ローンを組んでいる人も要チェックです。
メリット③繰上返済手数料0円
住宅ローンは基本的に長い付き合いになるものです。
毎月一定の金額を返済していくわけですが、場合によっては普段より多く返済できることもあるでしょう。
元金を減らせば、それだけ発生する利息も減るため、返済できるだけ返済は進めてしまったほうが負担は軽くなります。
追加で返済するときには、繰上返済手数料が発生してしまうものですが、住信SBIネット銀行住宅ローンなら繰上返済手数料は0円。
気兼ねなく追加で返済を進められますよ。
メリット④団信・全疾病保障が金利上乗せなしで付帯
住宅ローンを契約するうえで欠かせないのが保険・保障です。
万が一の時に備えられるかどうかで、安心感は大きく違いますよね。
住信SBIネット銀行では、ネット専用住宅ローンの保険料は銀行が負担してくれます。
また団体信用生命保険・全疾病保障における金利上乗せもありません。
働けない状況に陥った時に、月々の返済額を保証してくれるためぜひとも活用しましょう。
住信SBIネット銀行住宅ローンのデメリット3つ
- 対面では相談できない
- 審査に時間がかかる
- 事務手数料がかかる
デメリット①対面では相談できない
ネット専用住宅ローンにおいては、対面での相談はできません。
コールセンターかメールでしか問い合わせられないため、不安なかたは電話しましょう。
住信SBIネット銀行には、ネット専用住宅ローンのほかにも対面型の住宅ローンも用意されています。
申し込みはネットからできないため、直接相談したい方は窓口から申し込みましょう。
デメリット②審査に時間がかかる
住信SBIネット銀行の住宅ローンを実際に利用するまでには、1か月~1か月半かかります。
急いでいる場合、なかなかもどかしい時間を過ごすことに…。
どうしても融資までの時間を早めたい方は、直接問い合わせて交渉してみましょう。
出来るだけ早め早めに申し込むことをオススメします。
デメリット③事務手数料がかかる
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、事務手数料として借入金額の2.20%を支払わなければなりません。
例えば1000万円の借り入れなら、事務手数料は22万円です。
決して少なくない金額ですから、申し込み前にきちんと確認しておきましょう。
事務手数料だけでなく、諸費用にも要注意です。
トータルでいくらかかるのかを把握してくださいね。
住信SBIネット銀行住宅ローンの金利について
住信SBIネット銀行住宅ローンには、「変動金利」と「固定金利」があります。
住信SBIネット銀行住宅ローンの金利
変動金利タイプ(新規借入・通期引き下げプラン):年0.44%
固定金利特約タイプ(当初引き下げプラン) 2年:1.40%
- 3年:1.35%
- 5年:1.38%
- 7年:1.09%
- 10年:1.16%
- 15年:1.59%
- 20年:2.68%
- 30年:2.59%
- 35年:2.67%
※2022年3月1日時点
固定金利は、2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年、30年、35年から選択できます。
住信SBIネット銀行住宅ローンは、2019年12月より審査結果によっては金利を0.1%上乗せするようになりました。
審査に通過できたとしても、上記金利が必ず適用されるとは限りませんので注意してください。
住信SBIネット銀行住宅ローンの金利タイプの特徴
住信SBIネット銀行住宅ローンの金利タイプの特徴について見ていきしょう。
金利タイプと金利プランの組み合わせ
住信SBIネット銀行住宅ローンは、2つの金利タイプと2つの金利プランの組み合わせによって適用金利が決定します。
金利タイプ 変動金利
固定金利
金利プラン 通期引き下げプラン
当初引き下げプラン
そうすると、本来なら
- 変動金利+通期引き下げプラン
- 変動金利+当初引き下げプラン
- 固定金利+通期引き下げプラン
- 固定金利+当初引き下げプラン
の4種類の組み合わせで金利を設定できるはずです。
しかし、住信SBIネット銀行住宅ローンの場合、通期引き下げプランは変動金利が優遇されていて、当初引き下げプランは固定金利が優遇されている、という特徴があります。
従って、「変動金利+通期引き下げプラン」、あるいは「固定金利+当初引き下げプラン」の組み合わせでローンを組むのが一般的です。
住信SBIネット銀行住宅ローンでは、金利タイプの変更は可能ですが金利プランの変更はできません。
金利タイプを選択する際には、その点も充分考慮する必要があるでしょう。
ミックスローンの利用も可
住信SBIネット銀行住宅ローンはミックスローンが利用できるので、1件の住宅ローンで変動金利と固定金利2つの金利タイプを組み合わせることもできます。
【金利タイプの組み合わせの一例】
- 変動金利50%+35年固定金利
- 変動金利70%+35年固定金利
- 5年固定金利50%+35年固定金利
など
ただし、住信SBIネット銀行住宅ローンの借入金額は1契約あたり500万円以上と決められています。
ミックスローンは1件の住宅ローンに対して2つの契約をするため、それぞれの金利タイプの借入金額を500万円以上に設定しなければならない点に注意してください。
金利タイプの変更
変動金利タイプは、いつでも固定金利タイプへの変更が可能です。
金利タイプの切り替えを希望する月の1日から約定返済日の前日までに、住信SBIネット銀行公式ページ上から金利タイプ変更の予約をしてください。
固定金利タイプの特約期間中は金利タイプの変更はできません。
また、特約期間終了後には自動的に変動金利タイプに切り替わります。
再度固定金利タイプを選択したい場合は、固定金利期間満了月の1日から固定金利期間満了月の約定返済日の前日までに住信SBIネット銀行公式ページ上から金利タイプ変更の予約をします。
なお、金利タイプの変更手数料は無料です。
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査基準
住信ネット銀行住宅ローンの審査基準を項目ごとにチェックしてみましょう。
年齢
申込時年齢20歳~65歳、完済時年齢79歳までの人が利用できます。
住宅ローンの利用条件としてはごく平均的だといえるでしょう。
ただし、申込時年齢、完済時年齢ともに、高くなればなるほど審査に通過しにくくなります。
完済時年齢が定年退職を迎える65歳を大きく上回ってしまう場合は、住宅ローンの利用自体を慎重に検討する必要があります。
年収
住信SBIネット銀行住宅ローンは年収に関する条件は設けていませんが、年収300万円~350万円程度が審査通過ラインといわれています。
一般的に、金利の低い住宅ローンほど審査は厳しくなる傾向にあります。
一般的なネット銀行住宅ローンで要求される年収水準と同レベルかそれ以上を要求されると考えておきましょう。
職業
住信SBIネット銀行住宅ローンは、正社員はもちろん、安定した収入があれば契約社員や派遣社員でも利用可能です。
とはいえ、契約社員や派遣社員だと収入の安定性や収入金額の面で正社員よりは不利になるのは避けられないでしょう。
パート・アルバイト・年金受給者
パート、アルバイトの人は住信SBIネット銀行住宅ローンを利用できません。
年金受給者については、年金の他に給与所得か事業所得があれば利用できますが、年金受給額は年収に反映されませんので気をつけてください。
産休・育休中の人
産休、育休を取得中、あるいはこれから取得予定の人は、単独では住信SBIネット銀行住宅ローンに申し込みできません。
産休、育休後に復職する予定があれば、収入合算、ペアローンでの申し込みは可能です。
【ペアローン・収入合算申込時の提出書類】
※産休・育休の終了後、復職して3ヶ月以内の場合
- 産休、育休取得前に通年で勤務していた年の現徴収票
- 復職後の給与明細全て、賞与明細(支給されている人のみ)
※産休・育休の終了後、復職して3ヶ月以上経過している場合
- 産休、育休取得前に通年で勤務していた年の現徴収票
- 給与明細(直近3ヶ月分)、賞与明細(支給されている人のみ)
勤続年数
勤続年数は特に問われません。
ただし、昨年、または今年転職した人は、住宅ローンの借入日までに試用期間が終了している必要があります。
また、以下の書類の提出も求められます。
- 「雇用契約書、採用通知書のいずれか」、または、「年収見込証明書」のいずれか
- 転職後の給与明細(直近6ヶ月分)と賞与明細(支給されている人のみ)
6ヶ月分の給与明細が提出できない場合は、提出可能な分を全て提出した上で6ヶ月分の給与明細を提出できない理由を添えます。
給与明細は最低でも1ヶ月分は提出してください。
提出できない場合は審査への申し込みはできません。
健康状態
住信SBIネット銀行住宅ローンは、指定の団体信用生命保険への加入が必須です。
団体信用生命保険に加入できない場合は、住信SBIネット銀行住宅ローンを利用できません。
住信SBIネット銀行ではワイド団信の取り扱いがありませんので、健康に不安がある人はワイド団信を取り扱っているソニー銀行住宅ローン、PayPay銀行の住宅ローンの利用を検討するといいでしょう。
収入合算・ペアローン
住信SBIネット銀行住宅ローンでは、収入合算、ペアローンを取り扱っています。
収入合算やペアローンの相手も住信SBIネット銀行住宅ローンの利用条件を満たしていれば、制度の利用が可能です。
どちらかがパートやアルバイトだと、収入合算、ペアローンは利用できません。
また住信SBIネット銀行住宅ローンでは、同姓パートナーを収入合算、ペアローンの相手に設定できます。
その場合は、
- 任意後見契約、合意契約にかかる公正証書の謄本
- 任意後見契約にかかる登記事項証明書
を提出してください。
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査の流れ
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査の流れについて簡単にまとめてみました。
STEP1:仮審査申し込み
住信SBIネット銀行の公式ページの「仮審査申し込み」から申し込みをします。
住信SBIネット銀行の口座を持っていない人は同時に口座開設の手続きも行ってください。
STEP2:仮審査の結果連絡
仮審査申し込み当日から3営業日以内に、審査結果のメール連絡がきます。
また、仮審査結果の連絡から2営業日後には、住信SBIネット銀行から正式審査申込書類が送付されます。
STEP3:正式審査申し込み
正式審査申込書類に必要事項を記入、捺印の上、必要書類を同封して住信SBIネット銀行に返送してください。
住信SBIネット銀行に申し込み書類が全てそろうと、正式審査に進みます。
申し込み書類の提出漏れや記入漏れがあると手続きに時間がかかってしまいますので、漏れのないようしっかり確認しましょう。
正式審査には一週間から10日程度の時間がかかります。
STEP4:正式審査の結果連絡
正式審査の結果はメールで通知されます。
正式審査終了から2営業日後に、住信SBIネット銀行から「借入手続きのご案内」が速達で送付されます。
条件を確認し、住信SBIネット銀行の公式ページから契約内容についての情報登録を行ってください。
STEP5:契約手続き
契約手続き方法は借入内容によって異なります。
- ペアローン、収入合算を利用する人
- 住信SBIネット銀行住宅ローンの借り入れが2回目以降の人
- など 書面で契約
- 上記以外の人 インターネットで契約
それぞれ案内に従って契約手続きを完了します。
STEP6:融資実行
住信SBIネット銀行から借入金が入金された後、事前に登録された振込先にただちに借入金が振り込まれます。
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査に必要なもの
住信SBIネット銀行の住宅ローンに申し込む前に、必要となる書類の準備をしておきましょう。
スムーズな手続きができるかどうかは、事前の準備にかかっています。
書類によってはその場で用意できないものもありますから、きちんと確認しておきたいですね。
本人確認書類
- 健康保険証(コピー)
- 住民票または住民票記載事項証明書(原本)
本人確認書類として、上記を用意しておきましょう。
外国籍で永住権を得ている方は、あわせて「在留カードまたは特別永住者証明書」の提出が必要です。
収入証明書類
収入証明書類は、役員かそうでないかで提出すべきものが変わります。
役員でない場合の提出書類は以下の通りです。
- 源泉徴収票(コピー)
- 住民税決定通知書または収入金記載の住民課税証明書(原本)
書類は直近1年分のものを要指定おきましょう。
転職や復職、育休・産休中の方はまた別途追加で書類の提出を求められます。
物件関連書類
- 売買契約書
- 重要事項説明書
- 工事請負契約書
- 建築確認済証または建築確認通知書
- 建築確認申請書
- 検査済証
- 間取りがわかる平面図または間取図
新築住宅であれば、上記の書類のコピーを提出します。
提出書類はステータスによっても異なってきますから、速やかに対応できるようにしておきましょう。
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査難易度
一般的な銀行では対面で住宅ローンの申込手続きを進められるため、口頭で状況を説明できて融通を利かせやすいです。
しかし、ネット銀行は対面で申し込み手続きを行なっていません。
書類審査だけで審査が進められて申込者の個別の事情は考慮されないため、審査はどうしても厳しくなりがちです。
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査も例外ではありません。
また、住宅ローン審査では金利が低いほど、また各種サービスが充実しているほど審査難易度は高くなります。
住信SBIネット銀行住宅ローンは業界トップクラスの低金利に加えて無料で付帯される疾病保障も手厚いですから、そのぶん審査難易度は高くなります。
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査に通過するコツ
住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用するには、審査の通過が必須です。
審査に落ちれば、1円たりとも融資はしてもらえません。
審査対策をせずに申し込んだ結果落ちてしまった、なんてもったいない事態を避けるためにも審査通過のコツを把握しておきましょう。
- 自分の属性をできるだけよくする
- 返済額を見直す
- 返済期間を見直す
- 頭金はできるだけ多く
自分の属性をできるだけよくする
審査に通過するためにも、属性・ステータスをできるだけ有利なものにしておきましょう。
収入は増やせるだけ増やしておきたいですし、勤続年数も最低3年は確保しておきたいところです。
また他にもクレジットカードやローンの契約をしているなら、返済遅延をしていないことが重要です。
信用度に大きく関わってきますから、不安な要素はなくしておきたいですね。
返済額を見直す
自分の収入と返済額が釣り合っているか見直してみましょう。
返済額が多すぎれば、完済できないリスクから審査には通りづらくなってしまいます。
出来るだけ融資額は少ないほうが、審査では有利なのです。
自分がきちんと返済できる金額かどうかは、冷静に判断してくださいね。
そもそも身の丈に合った物件かどうかも要検討です。
返済期間を見直す
返済期間をどのくらいにするのかも、審査において重要なポイントです。
短い返済期間なら、利息の負担は小さくなりますが毎月の返済額は大きくなります。
返済期間が長くなれば、毎月の返済額は少なくなりますが総返済額は大きくなってしまうことに。
審査に通るためにも、自分に適した返済期間を設定しましょう。
また完済のタイミングがいつになるのかも要注意。
定年退職の前に完済できるようにしておきましょう。
収入が少なくなってからも住宅ローンの返済が続く設定の場合、審査で「完済できない」と判断されてしまう可能性があります。
頭金はできるだけ多く
物件の金額全てを住宅ローンでまかなうのではなく、できるだけ頭金を用意して申し込むようにしましょう。
頭金が多ければ多いほど、審査には通りやすくなります。
逆に言えば、頭金なしで諸費用ローンも利用して、となると審査は厳しいものになりかねません。
無理のない範囲で、頭金を用意してくださいね。
住信SBIネット銀行の住宅ローンはどんな人におすすめ?
住信SBIネット銀行はどのような人に向いているのでしょうか?
変動金利で住宅ローンを組みたい人
ネット銀行はもともと金利が低いです。
住信SBIネット銀行住宅ローンはその中でも特に変動金利に強く、業界でもトップクラスの低金利を実現しています。
できるだけお得な変動金利で住宅ローンを組みたいのなら、住信SBI銀行住宅ローンがおすすめです。
全疾病保証をつけたい人
住信SBIネット銀行住宅ローンは、無料で全疾病保証とがん診断給付金特約が付いてきます。
全疾病保証をつけたい人にはかなりおすすめだといえるでしょう。
全疾病保証では、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎の8疾病と、それ以外の病気やケガも保障されますのでかなり魅力的です。
8大疾病によって就業不能になった場合は、最大12ヶ月間ローンの返済が保障されます。
それ以外の病気やケガについては、入院によって就業不能になると免責期間1ヶ月を除く最大11ヶ月間ローンの返済が保障されます。
いずれの疾病の場合も、就業不能状態が1年以上続くとローンの支払い自体が免除されます。
また、女性の場合は、全疾病保証の他にがん診断給付特約も無料でついてきます。
ローン返済期間中1度だけに限定されますが、がんと診断確定されると30万円の給付金を受けられます。
繰上げ返済を活用したい人
住信SBIネット銀行住宅ローンは一部繰上げ返済の手数料が無料です。
月に何度でも好きなときに1円以上1円単位で繰上げ返済できますから、積極的に繰上げ返済をしたい人にピッタリです。
繰上げ返済の手続きは、公式ページの「繰上返済」から予約してください。
返済希望日は翌日から60日以内の日付で設定できます。
なお、変動金利適用期間中であれば、一括返済の手数料はかかりません。
固定金利適用期間中に一括返済をする場合のみ、3万円の手数料がかかります。
住信SBIネット銀行住宅ローンの口コミ
住信SBIネット銀行を実際に利用するとなると、利用者の評判なども気になりますよね。
今回、実際に住信SBIネット銀行住宅ローンを利用している方にアンケート調査を行いました。
実際の調査内容の口コミを、評価が高い口コミと評価がイマイチな内容に分けて解説していきます。
評価が高い口コミ
住信SBIネット銀行住宅ローンの口コミの傾向を見ると、下記のような内容が多いことがわかりました。
住信SBIネット銀行に限らず、ネット銀行が提供するローン商品において、来店して対面で相談できない分、不安を抱える利用者が多い傾向です。
しかし住信SBIネット銀行住宅ローンでは「電話やメールで気軽に相談に乗ってもらえる」「対応がとても丁寧だった」という口コミが多い結果となりました。
評価がイマイチな口コミ
今回のアンケート調査では、住信SBIネット銀行住宅ローンの回答の中にネガティブな内容の口コミは見受けられませんでした。
引き続き弊サイトでは、定期的に住宅ローン利用に対する口コミ調査を行い、最新の評判を調査・解説を行っていきます。
住信SBIネット銀行住宅ローンは評判が高い
住信SBIネット銀行住宅ローンは、業界トップクラス低金利の上に無料の保障が充実していますから、確かに審査はやや厳しめだといえるでしょう。
ですが、安定した収入があれば契約社員や派遣社員でも利用できますし、勤続年数に関しても他のネット銀行住宅ローンより緩やかな条件が設定されています。
それほど厳しい条件が設定されているわけではありません。
むしろ、審査のハードルが高くなる原因は、住宅ローンを利用する側の準備不足にあるといえます。
自己資金を用意して自分の収入レベルに見合った物件をチョイスするなどして、返済負担率にゆとりを持たせる工夫をしてみましょう。
主人名義での新築住宅購入のためにローンを組むことになり、住信SBIネット銀行 住宅ローンを選びました。
私たち夫婦はそれまでネット銀行の利用がなく、初めてのネット銀行、初めてのローンで不安が多々ありましたが、まずはホームページを見て資金計画や金利、返済についての基礎知識を学び、シミュレーションも利用して検討しました。
わからないことがあれば電話やチャット、メールなど相談しやすい環境だったのは心強かったです。
また、今後の生活のことを考えると金利の上乗せなしで団信と全疾病保障がついてくるというところがおおきなポイントでした。