おまとめローンの審査は甘い・ゆるい?審査に通りやすい銀行・消費者金融を12社紹介

おまとめローン審査は甘い・ゆるい?審査に通りやすい銀行・消費者金融を12社紹介|審査落ちの原因と対策 おまとめローン

「毎月複数のカードローン返済があって、管理だけでもとても大変…」

「おまとめローンを利用したいけど、何度も申し込みをするのは面倒…」

「審査に通りやすいおまとめローンに申し込みたい!」

など、なんとかしておまとめローンを利用したい方は多いのではないでしょうか。

しかし、審査が甘いおまとめローンはありません。一般的なカードローン同様、厳正に審査が行われるためです。

一方で、各社のおまとめローンを比較すると、中には審査に通りやすい傾向がある商品もあります。

今回は、比較的審査に通りやすいおまとめローンを、サービスの充実度や金利、手続き負担なども加味した上で、ランキング形式で紹介します。

各おまとめローンのポイントなども併せて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

※本ページにはPRが含まれます。

  1. 審査が甘い・ゆるいおまとめローンはないが通りやすいものはある
  2. 審査が甘い・ゆるい銀行おまとめローンおすすめランキングTOP8【2023年版】
    1. 第1位:auじぶん銀行カードローン(おまとめ利用)
    2. 第2位:ダイレクトワン『お借り換えローン』
    3. 第3位:千葉銀行カードローン(おまとめ利用)
    4. 第4位:ちば興銀カードローン(おまとめ利用)
    5. 第5位:オリックスマネー(おまとめ利用)
    6. 第6位:楽天銀行スーパーローン(おまとめ利用)
    7. 第7位:横浜銀行カードローン(おまとめ利用)
    8. 第8位:みずほ銀行カードローン(おまとめ利用)
  3. 銀行より審査が甘い・ゆるい中小消費者金融おまとめローン4選
    1. 中央リテール
    2. ライフティ
    3. フクホー
    4. アロー
  4. 審査が甘い・ゆるいおまとめローンでも審査落ちする3つの原因
    1. 4~5社以上から借り入れている
    2. 信用情報に傷がある
    3. 安定した収入を得ていない
  5. 審査が甘い・ゆるいと言われるおまとめローンの審査落ちを防ぐ4つの対策法
    1. 申し込み時に虚偽の申告をしない
    2. 返済実績を積んでおく
    3. 今の借り入れ状況を整理
    4. 申し込みブラックに気を付ける
  6. 審査が甘い・ゆるいおまとめローンに関するよくある質問
    1. おまとめローンを選ぶポイントは?
    2. おまとめローンの審査は総量規制の対象になる?
    3. おまとめローンを利用できないときはどうする?
  7. 審査が甘い・ゆるいおまとめローンまとめ

審査が甘い・ゆるいおまとめローンはないが通りやすいものはある

結論から言えば、おまとめローンは通常のカードローンよりも審査が厳しい傾向にあります。

通常のカードローンよりも融資金額が高額になることが多いためです。また、返済のハードルを下げるために金利が低く設定された商品が多いことも影響しています。

カードローン事業者からすれば、利用金額が高額になるほど、金利が下がるほど融資を行うリスクが高くなるためです。

とくに、銀行のおまとめローンは、消費者金融のおまとめローンと比べて審査が厳しい傾向にあります。

金融機関の種類

銀行

消費者金融

金利の高さ

低い

高いところが多い

借り入れ社数


2社以下

3社でも可のところも

融資までの速さ

最短即日~翌営業日

最短即日(1時間以内のところもあり)

借り入れ上限額

500万円~1,000万円

200万円~500万円

審査の難易度

ネット銀行なら比較的低い

中小消費者金融の方が通りやすい傾向

銀行のおまとめローンの審査が厳しい傾向にあるのは、借り入れ上限額が高く設定されていること、返済時に負担となる金利が低いことが理由です。

消費者金融のおまとめローンも審査は厳正に行われますが、複数社あるおまとめローンの中で比較すると、通りやすいものはあります。

少しでも審査に通りやすいおまとめローンを選びたい場合は、審査基準や口コミを確認した上で申し込むと良いでしょう。

審査が甘い・ゆるい銀行おまとめローンおすすめランキングTOP8【2023年版】

さっそく、おまとめローンをランキング形式で紹介していきます。

借りやすさで選ぶ人気おまとめローンランキング

  1. auじぶん銀行カードローン
  2. ダイレクトワン
  3. 千葉銀行カードローン
  4. ちば興銀カードローン
  5. オリックスマネー
  6. 楽天銀行スーパーローン
  7. 横浜銀行カードローン
  8. みずほ銀行カードローン

各商品のおすすめポイントや、メリット・デメリットなどを簡単に解説していきます。

第1位:auじぶん銀行カードローン(おまとめ利用)

auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行カードローン概要
商品名auじぶん銀行カードローン
利用限度額カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内(10万円単位)
カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内(10万円単位)
金利年0.98%~17.5%
■通常:1.48%~17.5%
■カードローンau限定割 誰でもコース:1.38%~17.4%
■カードローンau限定割 借り換えコース:0.98%~12.5%
担保・保証人不要
遅延損害金年18%

au IDを持っているなら、auじぶん銀行カードローンでおまとめ利用をするのがおすすめです。

auじぶん銀行カードローンの借り換えコースなら、なんと金利は0.98%~12.5%と低く、返済の負担を大きく軽減できます。

auじぶん銀行カードローンおすすめポイント

  • au ID有で年0.5%金利優遇!
  • 提携ATMの利用手数料0円!
  • スマホ完結来店不要!

金利は返済負担に直結するため、少しでも低い金利で借りたい方にはauじぶん銀行カードローンを利用すると良いでしょう。

提携ATMの利用手数料が0円なのも、返済負担の軽減につながっています。

第2位:ダイレクトワン『お借り換えローン』

ダイレクトワン

利用限度額1万円〜300万円
利息実質年率4.9%〜20.0%
遅延損害金実質年率20.0%
返済回数1回〜120回
貸し付け対象者25歳以上の安定した収入とご返済能力を有する方で、当社基準を満たす方

消費者金融のダイレクトワンが提供しているおまとめローン、『お借り換えローン』もおすすめです。

金利はほかのおまとめローンと比べるとやや高いものの、金利が高い分比較的審査がゆるい・甘い傾向にあります。

「複数社の借り入れがあって返済管理が上手くできない」「金利が低いおまとめローンの審査は通らなかった」という方は、ダイレクトワンを検討してみると良いでしょう。

銀行系のおまとめローンの中ではやや金利は高めに設定されていますが、返済回数が120回まで選択できるため、無理なく返済できる点が特徴です。

第3位:千葉銀行カードローン(おまとめ利用)

千葉銀行カードローン

千葉銀行カードローン概要
商品名千葉銀行カードローン
利用限度額10万円以上800万円
金利年1.7%~年14.8%
担保・保証人不要
遅延損害金19.8%
必要書類運転免許証、健康保険証、パスポート、個人番号カード(表面のみ) 等

千葉銀行カードローンは、年会費0円・担保や保証人不要のカードローンです。

来店不要でWEB完結で手続きができるところも大きな魅力で、金利も低いため返済負担を軽減できます。

返済は月々2,000円から設定できるため、計画的に自分のペースで返済が進められるのも魅力です。

借入額も最大800万円となっており、複数社の借り入れを一本化して金利を抑えつつ、着実に返済したい方に適しています。

第4位:ちば興銀カードローン(おまとめ利用)

ちば興銀カードローン

ちば興銀カードローン概要
商品名ちば興銀 カードローン
利用限度額1,000万円以内
金利年3.7%~年14.8%(変動金利・最大金利割引を適用した場合)
担保・保証人不要
融資時間2週間程度

ちば興銀カードローンは、WEB完結で契約できるため手続きに手間がかからない点がメリットです。

また、おまとめローン最大のポイントである金利面でも強みがあり、最大0.2%の金利優遇が受けられます。返済を考えるなら、金利の低さは検討材料の1つではないでしょうか。

ちば興銀カードローンのおまとめ利用では、給料振込先をちば興銀にするか、「コスモスクラブ」の会員になることで0.1%の金利優遇となります。

またWEB完結型手続きを選択しても0.1%優遇と、金利優遇条件が複数あるため、金利負担を圧縮しながら返済したい方におすすめです。

第5位:オリックスマネー(おまとめ利用)

オリックスマネー

※リンク先はオリックスマネーのスマホ完結ローン商品です

ORIX MONEY「おまとめローン」概要
商品名ORIX MONEY(オリックスマネー)
利用限度額50~800万円
金利年5.0~17.8%
担保・保証人原則不要
遅延損害金19.9%

ORIX MONEY(オリックスマネー)もスマホで手続きが完結できるローンです。カードローンだけでなくおまとめローンもあり、利用限度額の上限も800万円と高く設定されています。

金利は銀行系のおまとめローンの中では高い傾向にありますが、返済期間は最長8年、96回の支払いに対応しているため、時間をかけて着実に返済できるのも特徴です。

また、カードレス利用にも対応しているため、自宅にカードが郵送される心配もありません。

最短即日審査にも対応しているため、スピーディーにおまとめローンを利用して融資を受けたい方におすすめです。

\審査最短60分!/

※リンク先はオリックスマネーのスマホ完結ローン商品です

第6位:楽天銀行スーパーローン(おまとめ利用)

楽天銀行カードローン

楽天銀行スーパーローン概要
商品名楽天銀行スーパーローン
利用限度額~800万円
金利1.9%~14.5%
担保・保証人不要
遅延損害金20.0%
必要書類運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票

楽天銀行カードローンおすすめポイント

  • 申し込みは全てWEB完結で可能
  • 通常金利が半額になるサービスもアリ
  • 楽天ユーザーにはポイントゲットも

おまとめローンを利用する際は、審査申し込みの手軽さと金利の低さが返済負担を軽減するための比較ポイントです。

楽天銀行スーパーローンの場合、審査申し込みをWEBですべて完了することができます。

店舗に足を運ぶ必要がないため、時間や労力を軽減できる点が魅力です。

また、楽天銀行の金利は1.9%~14.5%と銀行系ローンの中でも平均的ですが、時期によっては金利が半額になるサービスも実施しています。

そのため、タイミングさえ合えば圧倒的に低金利でおまとめローンを利用することができるのです。

「とにかく金利を抑えて返済負担を少しでも減らしたい」という方は、楽天銀行スーパーローンのおまとめ利用をぜひ検討してみてください。

また、楽天ユーザーであればポイント還元などの恩恵も受けられるため、他社と比べて返済金額の圧縮につながる可能性があります。

第7位:横浜銀行カードローン(おまとめ利用)

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローン概要
商品名横浜銀行カードローン
利用限度額10万円~1000万円
金利1.5%~14.6%
担保・保証人不要
遅延損害金_

横浜銀行カードローンもおまとめローンとしての利用におすすめの商品です。

横浜銀行カードローンおすすめポイント

  • 審査結果は最短翌日には判明
  • 口座がなくても申し込み可能

横浜銀行は、地方銀行系のカードローンの中で、幅広い方が借りやすいカードローンとして人気です。カードローンだけでなく、おまとめローンとしても利用できます。

クレジットカードのリボ払いや、その他の債務もまとめるられるため、返済管理を一本化できる点がメリットです。

金利もほかの銀行系おまとめローンと同様に低めに設定されているため、返済時の金利負担が気になる方に適しています。

一見すると魅力的な横浜銀行ですが、サービスを利用できるエリアが限られている点に注意しましょう。

対象エリアは下記の通りです。

横浜銀行カードローン対象エリア

  • 神奈川県内全域
  • 東京都内全域
  • 群馬県の前橋市・高崎市・桐生市

基本的に上記エリア以外の人は申し込みができないため、注意が必要です。

第8位:みずほ銀行カードローン(おまとめ利用)

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローン概要
商品名みずほ銀行カードローン
利用限度額1000円~800万円(専業主婦は50万円まで)
金利2.0%~14.0%
担保・保証人不要
遅延損害金19.90%

みずほ銀行カードローンのおすすめポイントは、下記の3つです。

みずほ銀行カードローンおすすめポイント

  • メガバンクのカードローンなので安心感が強い
  • 金利は14%と一番お得に利用ができる
  • WEBで申し込み完結!来店不要でラクラク申し込み

みずほ銀行のおまとめローンは、メガバンクのみずほ銀行が提供するカードローンのため、強い安心感があります。

「おまとめローンの利用は高額になるし、安心して返済していけるところを選びたい」という方に、おすすめのカードローンです。

また、みずほ銀行カードローンは、今回ピックアップしたおまとめローンの中でトップクラスに金利が低く、返済負担を大きく減らすことができます。

僅かな差にも感じますが、利息は日ごとに発生するため少しでも金利を抑えて返済していきたいのであればみずほ銀行カードローンを利用すると良いでしょう。

さらに、みずほ銀行カードローンは、申し込み手続きがWEBで完結するメリットもあります。

安心感と申しこみの手軽さを重視しておまとめローンを利用したい人は、みずほ銀行カードローンがおすすめです。

月の返済額が2000円~できるのでありがたい。

複数利用があった時はとにかく月の返済が大変すぎて、もうちょっとゆとりのある返済で進めたかったので利用しました。

あとみずほ銀行なのでとにかく安心。なんかあって電話しても対応も丁寧。

(2社利用・90万・40代男性)

銀行より審査が甘い・ゆるい中小消費者金融おまとめローン4選

おまとめローンに限らず、ローン商品における審査の甘さ、通りやすさは、その商品を提供している金融機関の種類によって異なります。

今回は審査に通りやすい・審査が甘いおまとめローンの中でも、口コミが良いものやサービスが充実しているものなどを、相対的にランキングを付けました。

しかし、おまとめローンの審査に通らなければ、結局はサービスを利用できません。そのため、より審査の甘い、通りやすいところを優先するのであれば、金融機関で決めるのも一つの方法です。

審査難易度の傾向は下記の通りになります。

審査難易度金融機関
厳しい銀行系カードローン
普通大手消費者金融
甘い中小消費者金融

上記の通り、最も審査に通りやすい・甘いおまとめローンを利用したいのであれば、中小消費者金融の利用がおすすめです。

ここでは、審査が甘い、通りやすい傾向のある中小消費者金融のおまとめローンを紹介していきます。

中央リテール

中央リテール

中央リテール概要
商品名中央リテール
利用限度額500万円
金利10.95%~13.0%
担保・保証人不要
遅延損害金20.0%

審査に通りやすい・甘い中小企業のおまとめローンの1つに「中央リテール」があります。

中央リテールは東京都渋谷区に本社があり、平成15年から金融業を営んでいる比較的新しい会社です。

この会社は「多重債務者の最後の砦」と言われているほど、他社の審査に通らない人でも通過できる可能性があります。

過去に返済トラブルや長期延滞をしていて、信用情報に記録が載っている「ブラック」の状態でも審査に対応してくれるのです。

現在、返済能力があると判断されれば融資が受けられるため、過去の信用情報の傷が原因で審査に落とされる心配がありません。

この会社は、おまとめローンを専門としており、他の商品はありません。

また審査に柔軟である分、申し込みは直接本社へ足を運ぶ必要があります。

ライフティ

ライフティ

ライフティ概要
商品名ライフティ
利用限度額300万円
金利8.0%~18.0%
担保・保証人不要
遅延損害金契約条件欄記載の割合

ライフティも、審査に通りやすい・甘いおまとめローンを提供している中小消費者金融です。

この会社は、1991年に東京都新宿区で創業されました。大手消費者金融で審査に落ちた人も、審査に通過できた事例が多い点が特徴です。

おまとめローンの中では、金利はやや高い傾向にありますが「とにかく審査に通りたい」という方は検討してみると良いでしょう。

ブラックでも対応可能ですが、完済していない状態での申し込みは審査落ちの対象です。

申し込みはネットから申し込み、その後の手続きは郵送で行います。

中小消費者金融は来店が必要な会社も多いので、その面では便利と言えるでしょう。

フクホー

フクホー

フクホー概要
商品名フクホー
利用限度額5万~200万円
金利7.30%~20.00%
担保・保証人不要
遅延損害金20.0%
必要書類運転免許証、顔写真付き身分証明書など

フクホーも審査に通りやすい・甘いと有名な中小消費者金融です。

大阪府浪速区難波に本社を構えており、創業50年と長く貸金業を営んでいます。

過去5年以内に信用ブラックであっても審査に対応してくれる点が特徴です。

審査で見られるのは現在の返済能力なので、収入が多く、安定している状況であれば審査通過できるかもしれません。

しかし、ブラックで借り入れの返済が残っている状態の人は審査には通過できません。

また次のような人も申し込みができないと明記されています。

申し込みできない
  • 無職
  • 健康保険未加入
  • 自営業者
  • 会社役員

契約書などは基本的に郵送で送られてきます。

また審査に柔軟である分、必要書類を多く求められるという側面もあるので手間がかかることは念頭に置いておきましょう。

アロー

アロー

アロー概要
商品名アロー
利用限度額200万円
金利15.00%~19.94%
担保・保証人不要
遅延損害金20.0%
必要書類運転免許証、顔写真付き身分証明書など

愛知県名古屋市で貸金業を営むアローも、審査に通過しやすいおまとめローンを提供しています。

平成12年創業で貸金業を始めたのが平成28年と、かなり新しい中小消費者金融ですが登録番号を持っているため闇金ではありません。

この会社もブラックであっても審査通過できる可能性があります。

もちろん、これまで解説したように借り入れ返済や滞納が現在も残っている場合は、審査には通過できません。

また、金利もおまとめローンの中では高い傾向にあるため、銀行のおまとめローンの審査に自信がない方におすすめです。

審査が甘い・ゆるいおまとめローンでも審査落ちする3つの原因

おまとめローンの審査に落ちる原因は、主に3つです。

  • 4~5社以上から借り入れている
  • 信用情報に傷がある
  • 安定した収入を得ていない

それぞれ詳しい理由を解説します。

4~5社以上から借り入れている

複数社、とくに4~5社以上から借り入れがある場合、おまとめローンの審査に落ちる原因になります。

とくに銀行のおまとめローンの審査では、返済を管理する能力も求められるため、借り入れ数が多いと審査に通るのは難しいでしょう。

一方で、3社以下からの借り入れであれば、おまとめローンの審査に通りやすくなります。

信用情報に傷がある

ローンの審査では、返済能力を見極めるために信用情報のチェックが行われます。おまとめローンも同様です。

信用情報とは、過去の融資・返済履歴などの取引実績が記録されているもので、延滞や滞納などの情報もすべて記されています。

  • 61日以上支払い・返済を遅延した
  • 保証人などによる代位弁済をした
  • 債務整理・自己破産に陥った

これらに当てはまる場合、いわゆる「ブラック」と呼ばれるような、信用情報に傷がある状態です。

信用情報の傷は、5年間記録されています。自己破産の場合は10年です。

これらの記録が残ったまま、おまとめローンの審査に申し込んでも、審査落ちの原因になるため注意しましょう。

安定した収入を得ていない

安定した収入を得ていないのも、おまとめローンの審査に落ちる原因になります。

具体的には、

  • 借り入れ金額に対して収入が少ない
  • アルバイト・パート・個人事業主である
  • 勤続年数が半年以下

などです。

アルバイトやパート、個人事業主の場合、フルタイム勤務であれば、返済に必要な安定した収入があると認められることもあります。

ただし、毎月の収入金額に大きな差がある場合は、安定した収入がなく返済能力がないと判断されかねません。

おまとめローンの審査を受けるときは、転職直後などは避け、安定した収入を長期間確保できることを証明して返済できることをアピールする必要があります。

審査が甘い・ゆるいと言われるおまとめローンの審査落ちを防ぐ4つの対策法

おまとめローンに申し込む際は、審査対策をしっかり行った上で申し込みを行うことが大切です。

高額な商品となるため、しっかりと対策を練らずに申し込みを行ってしまうと審査落ちの原因になります。

そこでここからはおまとめローンの審査に通りやすくする対策をご紹介していきます。

おまとめローンの審査に通りやすくするコツ

  • 申し込み時に虚偽の申告をしない
  • 返済実績を積んでおく
  • 今の借り入れ状況を整理
  • 申し込みブラックに気を付ける

申し込み時に虚偽の申告をしない

おまとめローンの審査申し込み時に、虚偽の申告をするのは絶対にやめましょう。

少しくらい情報を盛ってバレないでしょ…他社借入額を少なめにしてもいけるでしょ…と思っても、審査が進むうちに確実に発覚します。

キャッシングの審査では、申し込み者の返済能力だけでなく、信用度も重視されます。

申し込み時に虚偽の申告をするような申し込み者の場合、融資を行っても利用中にも同じように嘘をついて誤魔化すのではないか?と勘繰られてしまいます。

そのため、誤魔化したりせずに、本当の情報だけで申し込みを行いましょう。

返済実績を積んでおく

おまとめローンの申し込みまでに、返済実績を積んでおくことが大切です。

審査時には、これまでの返済履歴が信用情報からチェックされます。

おまとめローンの審査担当者は、ボランティアで行っているわけではありません。わざわざリスクのある申し込み者に融資を行わないのです。

申し込み者の信用度を測るためにも、これまでのローン利用時に問題を起こさず返済できているかをチェックします。

他社のカードローンなどを利用した時にも問題を起こさず、きちんと返済を行っている申し込み者は「おまとめローンの利用時にもしっかりと返済を進めてくれそう」と評価され、信用度が上がります。

おまとめローンの利用を決めた後も、返済延滞を起こしてしまわないようにしっかりと返済を続けていき、返済実績を積んでいきましょう。

今の借り入れ状況を整理

おまとめローンの審査申し込みを行う前に、今の借り入れ状況を整理しておくことが大切です。

例えば、3社借り入れを行っている場合、1社分を他の2社で追加借り入れを行って返済を済ませ、1社だけでも先に完済をさせる方法です。

借入件数が少ない・借入総額がすくないことで、審査に通過しやすくなります。

一見すると借入総額は変わっていないため、あまり意味がないようにも感じますよね。

しかし借入件数が少ないだけでも審査担当者からすれば、複数社からの借り入れがある人よりもリスクが低いと判断されるため、審査に通りやすくなります。

借入件数が多い場合は、少しでもプチおまとめを行って先に返済し、借入件数だけでも減らしておきましょう。

申し込みブラックに気を付ける

消費者金融系のおまとめローンに申し込みを行う場合、申し込みブラックに気を付けましょう。

消費者金融では、申し込みの情報も信用情報上に記載がされています。

その際に直近に申し込みを行った記録が複数あると、「何件も申し込みを行わないといけないほどp困っている状態なのではないか…そんな状態で融資を行ってもきちんと返済がされるのだろうか」と懸念されてしまうためです。

銀行系のローン商品はまた銀行法という法律のもとで運営がされているため、申し込みブラックが適用されません。

申し込みブラックは、月に3件以上の申し込みが確認されてしまうと、適用されてしまいやすいです。

一度申し込みブラック状態に陥ってしまうと、半年間の間は新規のローン申し込みの審査に通過できなくなってしまうため、気を付けましょう。

審査が甘い・ゆるいおまとめローンに関するよくある質問

おまとめローンを利用する前に、わからない部分は解決しておきましょう。

おまとめローンに関するQ&Aをまとめました。

おまとめローンに関してよくある質問
  • おまとめローンを選ぶポイントは?
  • おまとめローンの審査は総量規制の対象になる?
  • おまとめローンを利用できないときは?

おまとめローンを選ぶポイントは?

A.現在よりも金利が低くなるか、返済負担が軽くなるかがポイントです。

せっかくおまとめローンを利用したのに、返済負担が変わらなければあまり意味がありません。

自分の借り入れが、おまとめローンでまとめられるものかどうかも判断して検討しましょう。

例えば、カードローンの借り入れだけでなく、クレジットカードのキャッシング利用やリボ払いなどもおまとめローンでまとめられる借り入れです。

おまとめローンの審査は総量規制の対象になる?

A.おまとめローンの審査は、総量規制の対象外です。

総量規制では、借り入れ上限額を3分の1に制限するよう貸金業法で定められています。

貸金業法に則って事業を営む消費者金融は、総量規制の対象です。一方で、銀行のカードローンは総量規制の対象ではありません。

おまとめローンに関しては、総量規制の例外として以下のように認められています。

○ 以下のような元本、金利、返済方法等に係る要件を満たす借換えを総量規制の
例外として位置づける規定を設ける。

① 借換えの対象となる債務
● 借換えの対象となる債務は「貸金業者(みなし貸金業者を含む)からの借
入債務全般」。
(注)銀行からの借入債務や、親族・知人等からの借入債務は、対象としない。

② 金利
● 「借換後」の金利が「借換前」の金利を上回ることがないようにする。な
お、複数の債務をまとめる場合、「借換後」の金利は、「借換前」の金利を各
債務の元本で加重平均した金利(注)を上回らないこととする。
(注)なお、加重平均した金利が利息制限法の上限金利を上回った場合には、上限金利以
下の金利での借換えのみが認められる(法第 12 条の8第 1 項)。
引用:改正貸金業法に関する内閣府令の改正の概要|金融庁

要約すると、借換えの対象となる債務であり、借換え後の金利が借換え前を下回っていれば総量規制の対象外になる、というものです。

金利の低いおまとめローンに借換えて、返済負担の軽減を図る場合は総量規制を気にせずに申し込むことができます。

おまとめローンを利用できないときはどうする?

A.おまとめローンを利用できない場合は、1つのローンを借り換えすることも検討しましょう。

まずは1つずつ返済の負担を軽くしていくことが大切です。

どうしても返済できない状況の場合は、債務整理も一つの選択肢でしょう。

専門家に相談するなど、一人で抱え込んで闇金などに手を出さないようにしてくださいね。

審査が甘い・ゆるいおまとめローンまとめ

おまとめローンの審査に通りやすい・甘い商品を利用することも大切ですが、通りやすい商品を選んだうえで審査に通過するためのコツを駆使していくことも大切です。

おまとめローンの審査に通りやすくするコツ

  • 利用金額が少ないほど審査に通りやすい
  • プチおまとめなどを行っておく
  • 申し込み時に虚偽の申告をしない
  • 消費者金融系なら申し込みブラックに気を付ける
  • 年度末に申し込む
  • すでに利用している金融機関のおまとめローンを使う

おまとめローンの審査自体は、通常のカードローンなどに比べても審査の難易度が高く、通りにくいのも事実です。

そのため、審査に通りやすい商品を選びつつ、審査に通るためのポイントを意識することが大切なのです。

確実に審査に通過して、おまとめローンでお得に債務をまとめて着実に返済していきましょう。