ガス料金の計算方法|都市ガス・プロパンガスの料金体系の違いと大手都市ガス3社の料金早見表

ガス料金の計算方法とは?都市ガス・プロパンガスの料金体系の違いと大手都市ガス3社の料金早見表

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お金コラム

ガス料金の計算方法は、都市ガスとプロパンガス(LPガス)で異なります。料金体系が異なることが理由です。

契約先のガス会社によっても料金体系が異なるため、計算方法が分からず他社の料金と比較できずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、都市ガスとプロパンガスの料金体系と計算方法に加え、大手ガス会社3社の料金計算方法が分かる一覧表を紹介します。

また、ガス料金を安くする方法も後述していますので、ガス料金の見直しにぜひお役立てください。

この記事でわかること

  • 都市ガス・プロパンガス料金の計算方法
  • 大手ガス会社3社のガス料金
  • ガス料金を安くする方法
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ガスの料金体系と計算方法

まずは、ガスの料金体系(内訳)と計算方法を解説します。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)でそれぞれ異なる部分があるため、契約内容に合わせていずれかを参照ください。

都市ガスの料金体系と計算方法

基本的に、都市ガスは以下の計算式によりガス料金が算出されます。

ガス料金=基本料金+従量料金×使用量(㎥)

例えば、東京ガスで2024年2月に45㎥使用した場合、以下のように算出します。

1,056円(料金表(B表)の基本料金)+145.57円(従量料金)×45=約7,606円

基本料金は、契約しているプランやセット料金、使用量に応じて上下する金額で、ガス会社によって異なる点が特徴です。詳しくは後述の料金表も参照ください。

一方従量料金には、原料費調整額が含まれており、毎月見直されて金額が変動します。

原料費調整額とは、ガスの原料である天然ガスや為替などの価格変動によって調節される料金のことです。

基本的に、大手ガス会社では原料費調整額に上限が設けられているため、原料費が急激に高騰しても料金に跳ね返る金額は限られています。

しかし、大手以外のガス会社の場合、上限が設けられておらず、急上昇することがあります。

プロパンガスの料金体系と計算方法

都市ガスの料金体系は、いわゆる二部料金制と呼ばれる算出方法です。

一方で、プロパンガスの場合、以下の3種類の料金体系があります。

  • 二部料金制
  • 三部料金制
  • 最低責任使用料金制

プロパンガスを取り扱う多くの会社でも二部料金制が取り入れられていますが、中には「三部料金制」や「最低責任使用料金制」を取り入れているところがあるのも特徴です。

それぞれの計算方法や内訳について解説します。

二部料金制

二部料金制は、上述した都市ガスと同様の計算式で料金を算出する方法です。

ガス料金=基本料金+従量料金×使用量(㎥)

プロパンガスの会社でも、多くの場合は二部料金制での料金請求となります。

三部料金制

三部料金制のプロパンガスを契約している場合、以下の計算式で料金を算出します。

ガス料金=基本料金+従量料金×使用量(㎥)+設備利用料

基本的に従量料金に使用量を乗算しているところまでは、二部料金制と同じです。そこへ設備利用料が加算されているのが三部料金制となります。

設備利用料は、以下のような設備やサービスの提供を受けている場合に発生する料金です。

  • ガスメーター
  • ガス漏れ警報器
  • 給湯機器
  • 集中監視システム
  • セキュリティ

ガス周辺機器のリース利用のほか、保守管理や安全に利用するためのサービスの提供を受けている場合には、三部料金制での請求となります。

最低責任使用料金制

最低責任使用料金制は、基本料金の代わりに「最低責任使用量」が設定されている料金体系です。

ガスの最低使用量が一定程度定められており、これを超えて使用した場合には、従来通りの従量料金に使用量をかけて算出します。

ガス料金=最低責任使用料+従量料金×使用量(㎥)

最低責任使用料金が、毎月固定で請求される仕組みです。ほとんどガスを使用しなかった場合でも、最低責任使用料分は請求されます。

そのため、ガスの使用量が少ない方にとっては割高になる点に注意が必要です。

大手ガス会社3社の料金計算一覧表

ここからは、大手ガス会社3社の料金計算に必要な料金表を一覧で紹介します。

ただし、ここで紹介しているのはあくまで基準料金であり、毎月原料費調整額が変動する点に注意してください。

原料費調整額については、各社のホームページで確認することができます。

東京ガスの料金表一覧

東京ガス(東京地区)の料金表一覧は、以下の通りです。

料金表 1ヶ月の使用量 基本料金(月) 基準単位料金(㎥/円)
A表 0㎥から20㎥まで 759円00銭 145円31銭
B表 20㎥をこえ80㎥まで 1,056円00銭 130円46銭
C表 80㎥をこえ200㎥まで 1,232円00銭 128円26銭
D表 200㎥をこえ500㎥まで 1,892円00銭 124円96銭
E表 500㎥をこえ800㎥まで 6,292円00銭 116円16銭
F表 800㎥をこえる場合 12,452円00銭 108円46銭

引用:料金表|東京ガス

基準単位料金には、原料費調整額が含まれていないため、ここに原料費調整額が加算された金額が実際の請求金額となります。

大阪ガスの料金表一覧

大阪ガスの料金表一覧は、以下の通りです。

料金表 1ヶ月の使用量 基本料金(月) 基準単位料金(㎥/円)
A表 0㎥から20㎥まで 759円00銭 174円81銭
B表 20㎥をこえ50㎥まで 1,364円81銭 144円52銭
C表 50㎥をこえ100㎥まで 1,635円74銭 139円10銭
D表 100㎥をこえ200㎥まで 2,074円72銭 134円71銭
E表 200㎥をこえ350㎥まで 3,506円75銭 127円55銭
F表 350㎥をこえ500㎥まで 3,834円72銭 126円62銭
G表 500㎥をこえ1000㎥まで 6,981円94銭 120円32銭
H表 1000㎥をこえる場合 7,307円87銭 120円00銭

引用:料金表|大阪ガス

大阪ガスも東京ガスと同様に、上記基準単位料金に原料費調整額が加算されます。

東邦ガスの料金表一覧

東邦ガスの料金表一覧は、以下の通りです。

料金表 1ヶ月の使用量 基本料金(月) 基準単位料金(㎥/円)
A表 0㎥から20㎥まで 759円00銭 210円52銭
B表 20㎥をこえ50㎥まで 1,588円88銭 169円03銭
C表 50㎥をこえ100㎥まで 1,833円33銭 164円14銭
D表 100㎥をこえ250㎥まで 2,077円77銭 161円70銭
E表 250㎥をこえ500㎥まで 2,648円14銭 159円41銭
F表 500㎥をこえる場合 7,109円25銭 150円49銭

引用:料金表|東邦ガス

東邦ガスも他社と同様に、基準単位料金に原料費調整額を加算して、ガス料金を計算します。

ガス料金を安くするには?

ガス料金を少しでも安くしたい場合は、以下の点を意識しましょう。

  • ガスを節約しながら使う
  • ガス会社を乗り換える

それぞれ詳しく解説します。

ガスを節約しながら使う

ガス料金を抑えるには、ガスの節約が欠かせません。
具体的には、以下の方法を取り入れることでガスの節約ができます。

  • シャワーヘッドを節水タイプに変更する
  • 給湯温度を下げる
  • 冷凍食材は解凍してから調理する
  • 鍋からはみ出るほどの火力で調理しない
  • 熱伝導の良い調理器具を使う

詳しい節約方法については、以下のページでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ガス会社を乗り換える

ガス料金を節約したいのであれば、ガス会社の乗り換えもおすすめです。

2017年4月より、ガスの自由化が行われ、消費者が自らガス会社を選択できるようになりました。

ガス会社によって料金設定が異なるほか、乗り換えに伴うキャンペーンや電気や光回線とセット契約でお得になるセット割を提供している企業もあります。

ガス料金の抑制には日々の節約ももちろん大切ですが、契約しているガス会社やプランを見直すことで大幅に安くなるケースも少なくありません。

乗り換えにおすすめのガス会社は、以下のページで詳しく紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

ガス料金を計算して比較しながら安く利用できる方法を探そう!

ガス料金の計算は、意外にシンプルな設計です。

ただし、原料費調整額が毎月変動するため、自力で計算する場合は原料費調整額を踏まえた単位で算出するようにしてください。

また、ガス会社の中には、ホームページで料金シミュレーションを提供しているところがあります。

現在の契約内容から別のプランやガス会社への乗り換えを検討している際は、シミュレーションを活用した比較検討がおすすめです。