低金利のフリーローンおすすめランキング!選ぶ際の判断基準や注意点は?

消費者金融 審査通過率-ポイントを教える女性 お金を借りる

「少しでも金利が低いローンがいい」

「できるだけ限度額が高いローンを利用したい」

銀行や消費者金融が取り扱うフリーローンを検討している方なら、誰もが思うことです。

今回はフリーローンならどのローンを利用するのがベストなのか、とくに金利面を比較してご紹介していきたいと思います。

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  1. フリーローンを選ぶならどこがおすすめ?
    1. メガバンクvs地方銀行
      1. 申し込める人の条件
      2. 審査のとおりやすさ
    2. 銀行vs信販会社
      1. 申し込める人の条件
      2. 審査のとおりやすさ
  2. カードローンよりフリーローンを選ぶべき理由
    1. 金利が低いローンを探している
    2. 限度額が大きなローンを希望している
    3. 借り過ぎを避けたい人
    4. 計画的な返済をしたい人
  3. フリーローンのおすすめランキング
    1. 金利で選ぶ
      1. 1位:三井住友銀行フリーローン
      2. 2位:りそな銀行フリーローン
      3. 3位:住信SBIネット銀行フリーローン
    2. 限度額で選ぶ
      1. 1位:住信SBIネット銀行フリーローン
      2. 2位:イオン銀行フリーローン
      3. 3位:ろうきんフリーローン
  4. フリーローンを選ぶ際の基準
    1. 1.申し込み条件が甘いところを選ぶ
    2. 金利や限度額で選ぶ
  5. 低金利のフリーローン利用時の注意点
    1. 審査が厳しい
    2. 審査回答までに時間がかかる
  6. フリーローンでの借り換えは可能?
    1. フリーローンはおまとめローンではない
    2. 他社借り入れ額が多いと借り入れできないことも
  7. フリーローンの審査にとおるためのコツ
    1. 口座を作り給与振り込み口座として使う
    2. 定期預金をして信用を築く
    3. 住宅ローンを併用する
  8. フリーローンの審査に落ちたときの対処法
    1. 消費者金融のカードローンを利用する
    2. 目的ローンを利用する
  9. 低金利のフリーローンまとめ

フリーローンを選ぶならどこがおすすめ?

まず、フリーローンを利用するならどの金融機関から借りるべきか、考えてみます。

フリーローンは以下の金融機関が取り扱っていますが、各々の金融機関でメリットやデメリットがあります。

条件をきちんとおさえたうえで、自分に合ったフリーローンに申し込むことが賢い利用方法です。

<フリーローンを取り扱っている金融機関>

  • メガバンクや地方銀行
  • 信販会社
  • 消費者金融

メガバンクvs地方銀行

まず、銀行が取り扱っているフリーローンから見ていきますが、同じ銀行でもメガバンクと地方銀行とでは条件や特徴が異なってきます。

申し込める人の条件

メガバンクと地方銀行のフリーローンを比較した場合、金利と限度額ではそれほど差はありません。

ただ、メガバンクは全国から申し込めるのに対し、地方銀行のフリーローンはその銀行の営業エリアに住んでいる、またはそのエリア内に勤務していることが条件となるケースがほとんどです。

また、地方銀行のなかには「居住年数」や「勤続年数」まで問われることもありますので、ある程度申し込める人が限定されてしまう、というデメリットがあります。

審査のとおりやすさ

また、審査難易度でメガバンクと地方銀行とを比較した場合、地方銀行の方が審査にとおりやすい傾向にあります。

地方銀行は「地元密着」「地元貢献」をモットーにしているため、その銀行の営業エリアに住んでいる人、かつ普段から銀行と取り引きしている人を優遇する傾向があります。

ただ、いくら地方銀行の審査がとおりやすいといっても、他社借り入れで延滞していたり信用情報機関に傷があるような人は、審査通過は難しいでしょう。

銀行vs信販会社

つぎに銀行と信販会社を比較してみます。

申し込める人の条件

まず申し込み者の条件ですが、銀行や信販会社のフリーローンには、地方銀行のような「居住エリア」「勤務先の会社所在地」などの条件はなく、全国各地から申し込めます。

ただ銀行のフリーローンは、利用できる人の条件として「最低年収」が定められている場合があり、「年収200万円以上」と決められているケースがほとんどです。

そのため、収入のない専業主婦やフリーターなどは、申し込んでも審査落ちしてしまう可能性が高くなります。

審査のとおりやすさ

一方、審査のとおりやすさで見ると、銀行よりも信販会社の方が審査通過の可能性は高くなります。

各々のフリーローンの金利を比較してみるとわかりますが、銀行のフリーローンは金利が低く、返済不能になる確率の高い人は審査落ちしてしまいます・

一方、フリーローンは銀行よりも審査基準を甘くしており、返済リスクを見込んで審査をおこないます。

そのため、一定数が返済しなくなることを想定して、はじめから金利が高く設定されています。

各々の金利については、このあと詳しく解説します。

カードローンよりフリーローンを選ぶべき理由

ソフト闇金-悩んでいる女性

「利用用途が自由なローン」といえば、カードローンを検討する方も多いと思います。

では、カードローンよりフリーローンが優れている点はなんなのか、いくつかのポイントで見ていきます。

金利が低いローンを探している

まず「少しでも金利が低いローンを探している」という人は、断然フリーローンの利用をおすすめします。

カードローンとフリーローンの金利を比較すると以下のようになります。

  • カードローン…実質年率2.0~18.0%
  • フリーローン…実質年率1.5~15.0%

上限金利で比較すると、カードローンよりフリーローンの方が3.0~4.0%低いのが一般的です。

なお、はじめてカードローンやフリーローンに申し込む場合、契約当初は上限金利が適用されるケースがほとんどですので、どちらを選ぶべきかは「上限金利の差」で決めるようにしてください。

ローンを利用する際は、少しでも金利が低いローンを選ぶのが鉄則です。

たとえば、同じ50万円を借りるとしても4.0%の金利差があると、1ヶ月の利息は以下のように変わってきます。

<50万円を1ヶ月間借りた場合の利息比較>

カードローン 適用金利18.0%1ヶ月の利息 7397円
フリーローン 適用金利14.0%1ヶ月の利息 5753円

限度額が大きなローンを希望している

金利面のほかにも「できるだけ多く借りたい」という人は、カードローンよりもフリーローンがおすすめです。

カードローンとフリーローンを比較すると、限度額では以下のような差があります。

  • カードローン…1~800万円
  • フリーローン…10~1,000万円

なお、カードローンは保証人をたてる必要がない分、限度額審査はすべて申し込み者の返済能力で決まります。

その一方、フリーローンは基本的に保証人は不要ですが、より大きな融資を受けたい場合は保証人をたてたり担保を設定することで、より高い限度額を設定してもらうことも可能です。

借り過ぎを避けたい人

カードローンは「極度型ローン」と呼ばれ、一度契約すると決められた限度額のあいだで何度でも「借りたり・返したり」ということができます。

一方、フリーローンは「証書貸付型ローン」と呼ばれ、融資の契約をすると追加借り入れはできず、一度借りるとあとは返済専用のローンとなります。

そのため、カードローンを利用した場合は「借り過ぎ」のリスクが発生します。

とくに消費者金融のカードローン場合、当面必要な金額が10万円程度だったとしても「いざという時のために余裕ある限度額を設定されてはいかがでしょうか?」と言われ、必要以上の限度額が設定されます。

そのため意志が弱い人のなかには、必要もないのに遊興費などでついつい借りてしまい、気が付けば「10万円借りるつもりだったのに、50万円まで借りていた」ということもよくある話です。

計画的な返済をしたい人

カードローンもフリーローンも、毎月指定日に最少返済額以上を返済する点は同じです。

ただ、カードローンの場合手持ち資金に余裕がない場合は「利息のみの返済」でも延滞扱いにはなりません。

そのためカードローンを利用している人のなかには「毎月利息だけの返済で、借金がなかなか減らない」という人もたくさんいます。

一方、フリーローンは利息のみの返済ができず、毎月「元金+利息の合計額」が口座引き落としされますので、計画的な返済が可能です。

フリーローンのおすすめランキング

ここからは金利や限度額、さらには審査難易度から考えてどこのフリーローンがおすすめなのか、いくつかご紹介していきます。

金利で選ぶ

まず、金利面からランキングをみていきましょう。

1位:三井住友銀行フリーローン

低金利で利用できる銀行のフリーローンといえば、三井住友銀行のフリーローンがおすすめです。

下記は三井住友銀行フリーローンの基本スペックです。

無担保型のフリーローンでも、金利は実質年率5.975%となっていますので、消費者金融カードローンと比較しても約三分の一の金利で利用できます。

<三井住友銀行フリーローンの金利>

商品名金利(変動金利型)
保証料外枠方式年2.775%
保証料内枠方式年2.975%
フリーローン(無担保型)年5.975%

<利用条件>

  • 申し込み時の年齢が満20歳以上、満65歳以下であること
  • 前年度税込年収が200万円以上(個人事業主の場合は所得金額)で、現在安定した収入があること ※年金収入のみの場合は利用不可
  • 保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられること
  • 契約時に三井住友銀行のローン契約機で手続きができること・
  • 日本国内に居住していること

三井住友銀行のフリーローンは実質年率6%以下で利用でき、かつ限度額も300万円まで設定されていますので、教育費用や自宅のリフォーム費用など、ある程度まとまった費用が必要なときには最適なローンといえます。

ただ、申し込みには以下の必要書類が必要ですので、遊興費やレジャー費用を目的に借りることはできません。

<必要書類>

  • 本人確認書類…運転免許証やパスポート、個人番号カードなど
  • 収入証明書…源泉徴収票、個人事業主の場合は確定申告書の控え
  • 利用用途がわかる書類…請求書、契約書、注文書など
    ※申し込み時は見積書やパンフレットなどがあれば手続き可能。ただし契約手続きまでに金額が確定した上記書類の提出が必要

また最低年収が200万円という条件があるため、専業主婦や収入が低いフリーターなどは申し込んでも審査通過は難しいでしょう。

参考:三井住友銀行フリーローン

2位:りそな銀行フリーローン

つぎに金利が低いのは、りそな銀行のフリーローンです。

一般的なフリーローンの場合、さきほどの三井住友銀行のように「金利〇〇%」と決められているタイプと、「金利〇〇%~〇〇%」と下限金利と上限金利が定められているタイプがあります。

その点、りそな銀行のフリーローンの金利は審査により、以下の金利のうちのどれかが適用されますので、最低金利の6%が適用されれば三井住友銀行のフリーローンと同程度の低金利で利用できます。

<りそな銀行フリーローンの金利>

金利(固定金利型)
年6.0%
年9.0%
年12.0%
年14.0%

<利用条件>

  • 申し込み時の年齢が満20歳以上、満66歳未満。かつ最終返済時の年齢が満71歳未満であること
  • 継続して安定した収入があること
    ※パート・アルバイトの方も申し込み可能
    ※学生はアルバイト収入があっても申し込み不可。専業主婦(主夫)も申し込み不可
  • 所定の保証会社の保証を受けられること

なお、りそな銀行フリーローンの限度額上限は500万円となっていますので、結婚費用の借り入れなどにも最適です。

<りそな銀行フリーローンの必要書類>

  • 収入証明書(原本)(借り入れ金額が50万円を超える場合)
  • りそな銀行の通帳、預金届け印
  • 本人確認書類(運転免許証など)

ちなみに、さきほどご紹介した三井住友銀行のフリーローンの場合、契約時に「利用用途の証明書類」の提出が必要でしたが、りそな銀行のフリーローンの場合は使い道を証明する見積書や契約書の提出は必要ありません。

したがって、「契約先は決まっていないけど、とりあえず資金は確保しておきたい…」といった場合にはおすすめのフリーローンと言えます。

参考りそな銀行フリーローン

3位:住信SBIネット銀行フリーローン

条件次第では、年3.775~12.0%という低金利で利用できるのが、住信SBIネット銀行のフリーローンです。

このフリーローンは、以下のとおり利用用途を証明する書類の提出が不要で、かつ年収条件もない点が特徴です。

<住信SBIネット銀行フリーローンの金利>

商品名金利(変動金利型)条件
住信SBIネット銀行 フリーローン3.775~12.0%※最低金利3.775%は下記の条件が適用された場合のみ

  • 住宅ローン利用者(基準金利▲1.0%)
  • カードローン…利用者(基準金利▲0.5%)
  • SBI証券口座保有登録済(基準金利▲0.5%)

<利用条件>

  • 申し込み時の年齢が満20歳以上、完済時の年齢が満70歳未満であること
  • 継続して安定した収入があること
  • 所定の保証会社の保証を受けられること
  • 住信SBIネット銀行の代表口座を持っていること(同時申し込み可能)

<必要書類>

  • 本人確認書類(運転免許証やパスポート)
  • 収入証明書(借り入れ金額が50万円を超える場合)

参考 住信SBIネット銀行フリーローン

限度額で選ぶ

カードローンとは異なり、フリーローンは限度額が高いのが特徴です。

1,000万円以上の限度額を希望しているなら不動産担保型のフリーローンを利用することになりますが、今回は無担保型のフリーローンのなかで限度額がもっとも大きいローンはどこなのか、見ていくことにします。

1位:住信SBIネット銀行フリーローン

さきほどもお伝えしたとおり、無担保ローンのなかで限度額が1,000万円以上となっているものは、基本的にはありません。

ただ、同じ限度額1,000万円のフリーローンでも、住信SBIネット銀行のフリーローンは提出書類も少なく年収の条件もないため、比較的申し込みやすいフリーローンと言えます。

銀行・ローン名限度額
住信SBIネット銀行フリーローン10~100万円

2位:イオン銀行フリーローン

つぎに比較的限度額が大きく設定されているのが「イオン銀行のフリーローン」です。

イオン銀行のフリーローンは700万円まで利用可能で、かつ金利も年3.8~13.5%となっていますので、上限金利が適用されたとしても消費者金融よりは低い金利で利用できます。

ただ、利用できる人の条件として「年収200万円以上」という決まりがありますので、パートやアルバイトで収入が少ない人は審査落ちしてしまう可能性が高くなります。

銀行・ローン名限度額
イオン銀行フリーローン10~700万円

参考 イオン銀行 フリーローン

3位:ろうきんフリーローン

ろうきんのフリーローンも、比較的限度額が大きいローンとしてはおすすめです。

銀行・ローン名限度額
ろうきん フリーローン最高500万円

ただ、ろうきんのフリーローンは「リフォームに関する費用に使えない」という点や、「他社借り換えのための資金には使えない」というデメリットがあります。

ただ、勤務先がろうきんが指定する団体構成員に該当する場合は、上限金利が7.0%という低金利が適用されますので、無理のない返済計画をたてることができます。

参考中央ろうきん フリーローン

フリーローンを選ぶ際の基準

ここまで、いくつかのフリーローンをご紹介してきましたが、「結局、どこのフリーローンを選んだらいいのかわからない…」と悩む方も多いでしょう。

そこで、フリーローンを選ぶならどんな基準で選ぶべきなのか、重要な2つのポイントをお伝えします。

1.申し込み条件が甘いところを選ぶ

ひとつ目のポイントは「申し込み基準が甘い」、つまり「審査にとおりやすい」フリーローンを選ぶという点です。

フリーローンを検討しているということは、手持ち資金が少なく、急ぎで資金調達が必要なわけですから、審査に必要な書類が多かったり審査基準が厳しいフリーローンは、最初から避けた方が賢明です。

そういう意味では、メガバンクよりも、地方銀行が取り扱うフリーローンの方が、若干審査にとおりやすい傾向があります。

また、銀行のフリーローンでキャンペーンなどを実施している時期は、銀行側が契約件数を伸ばしたい時期ですので、そのほかの時期に申し込むよりも審査通過の可能性はアップします。

金利や限度額で選ぶ

ふたつ目のポイントは「金利や限度額などのスペック面で選ぶ」という方法です。

さきほどもいくつかのフリーローンをご紹介しましたが、フリーローンのなかには14%前後で借りられるものや、5%前後で借りられるものなど、さまざまな種類があります。

フリーローンで100万円以上の金額を借りると、最低でも返済に3年以上はかかります。

フリーローンを選ぶ際には、フリーローンとほかのローン返済額を合わせ、毎月の借金返済額がおおよそ月収の25%以内になるように「返済負担が少ないローン」を選ぶようにしましょう。

低金利のフリーローン利用時の注意点

ただ、低金利のフリーローンは審査が厳しいというデメリットもあります。

審査が厳しい

以下は、低金利と高金利のフリーローンを比較した場合、審査時にどのようなチェックがあるのか比較した表です。

これを見ると、金利が低いフリーローンは、年収や勤務先の条件などが厳しく審査されることがわかります。

<高金利と低金利フリーローンとの審査条件の違い>

高金利フリーローン低金利フリーローン
年収
  • 最低年収の条件がないケースもある
  • 最低年収が100万円以上などと、低いケースが多い
最低年収の条件が200万円以上と決められているケースが多い
勤務先
  • パートやアルバイトでも審査にとおるケースがある
  • 勤務先の安定度まで審査される。
  • 収入が安定しないパートやアルバイトでは審査落ちするケースがある
勤続年数
  • 勤続年数1年未満でも通過するケースがある
  • 理想的な勤続年数は3年以上
  • 勤続年数が3年未満の場合は審査通過しても限度額が引き下げられることがある
他社借り入れ他社借り入れがあっても、年収の二分の一程度なら審査通過の可能性は高い
  • 他社借り入れは厳しく審査される
  • フリーローンと他社借り入れ額合計が、年収の三分の一以上なら審査落ちするケースがある

審査回答までに時間がかかる

この点は繰り返しになりますが、低金利のフリーローンは本人確認書類のほかにも、利用用途を証明する見積書や契約書などの書類を、多数提出する必要があります。

フリーローンによっては、申し込み時点で証明書類がなくても問題ないが、ローンの正式契約時には提出を必須としているところがほとんどです。

したがって、一例をあげると結婚式の費用でフリーローンを利用する場合、式場からの見積書や契約書が出るまで融資を受けることができない、という事態が発生します。

またフリーローンで借りたお金でリフォームしたいという場合も、施工業者に費用を見積もってもらい、見積書をもらわないと融資は実行されないことになります。

このように低金利のフリーローンは審査にとても時間がかかってしまいますので、急ぎで資金が必要な場合は不向きのローンと言えます。

フリーローンでの借り換えは可能?

ちなみに、フリーローンを検討している方の中には「消費者金融の借り入れをフリーローンで借り換えたい…」と思われている方も多いのではないでしょうか?

では、実際のところフリーローンで他社の借り入れをまとめることはできるのか、見ていきます。

フリーローンはおまとめローンではない

たしかに、フリーローンのなかには「他社借り入れのおまとめに利用可能」とうたわれているものがあります。

したがって、「フリーローンを他社借り入れの借り換え費用として使えるか?」という問いに対しては「利用できる」が答えになります。

ただ、フリーローンで借りたお金で他社の借金を返済するかどうかは「利用者の任意」となっています。

一方、正式なおまとめローンの場合は、おまとめローン契約時にローン会社が契約者名義で他社の借金をすべて返済したうえで、新たなおまとめローンを組む流れになります。

以上のことを考えると、銀行などのフリーローンは「正式な意味でのおまとめローンではない」ということになります。

おまとめで使う目的でフリーローンを契約した人のなかには、手元に現金が入ってきた安心感から「なんとかなるだろう」という気持ちが生まれ、他社の借り入れを返済せずに借金だけが増えていく…というケースもあります。

他社借り入れ額が多いと借り入れできないことも

他社借り入れがある場合、借り入れ額によってはフリーローンの融資を受けられないことがあります。

以下は「正式なおまとめローン」と「銀行のフリーローン」を比較し、他社借り入れがある場合の審査時の考え方の違いを表にしたものです。

他社借り入れの返済審査時の返済能力の考え方
正式なおまとめローン金融機関名で他社の返済がおこなわれ、その後おまとめローンの契約が完了する他社返済が完了し、最終的に残った「おまとめローンの残債」に対して返済能力があるかどうかが審査される
銀行のフリーローン他社返済は任意他社返済は任意のため、他社借り入れ分+フリーローン融資額の合計を返済できるかどうかが審査される

上記のことから、他社借り入れの額があまり多いと銀行のフリーローン審査に落ちてしまうケースがあるのです。

目安としては、他社借り入れ額+フリーローンの融資額の合計が年収の二分の一を超える場合は、要注意と思った方がいいでしょう。

フリーローンの審査にとおるためのコツ

ここまでお伝えしたとおり、フリーローンは必要書類が多かったり、他社借り入れがあると審査落ちしてしまうなど、厳しい基準があることはご理解いただけたかと思います。

ただ、そんな審査のハードルが高いフリーローンでも、いくつかのポイントをおさえておくだけで審査通過の確率をアップさせることは可能です。

口座を作り給与振り込み口座として使う

まず、ほとんどの銀行フリーローンでは「申し込み時点では口座開設不要」となっていますが、契約時には口座開設が義務付けられます。

そのため、できるだけ本人確認など審査の手間を省き、申し込み手続き上のケアレスミスを防ぐためにも、フリーローン申し込み前には銀行口座は開設しておくようにしましょう。

また、単に口座を開設しておくだけではなく、フリーローンを申し込もうとしている銀行の口座は給与振り込み口座として利用しましょう。

そうすることで「定期的な収入があり、返済能力に問題がない」という「信用力」を証明することができます。

定期預金をして信用を築く

また、信用力を高めるという意味では、給与振り込み口座として使う以外にも「定期預金をしておく」という方法もあります。

毎月少しでもいいので定期預金をしておけば、それだけ「金銭的に余裕がある」ということを示すこともできますし、定期預金の額が多ければ多いほど高い返済能力の証明にもなります。

住宅ローンを併用する

銀行のフリーローンでは、住宅ローン契約者に金利優遇措置が適用されるケースがほとんどです。

たとえば、イオン銀行の「住宅ローン利用者限定ローン・イオンアシストプラン」なら、実質年率3.8~8.8%という低金利ローンが利用可能で、借り入れ限度額も10~700万円までと高めに設定されています。

参考までに、そのほかの銀行フリーローンの優遇措置も下記でご紹介していますが、住宅ローンを利用できるということは不動産を保有していて高い返済能力があることの証明でもあります。

そのため、ほとんどの銀行では住宅ローン利用者には金利優遇措置があります。

<住宅ローン利用者の金地優遇措置>

銀行・ローン名住宅ローン利用者優遇措置利用条件
りそな銀行 フリーローン▲0.5%マイゲート(インターネットバンキング)の契約が条件
西日本シティ銀行 住宅ローン利用者限定「NCBフリーローン V CLASS(ブイクラス)」西日本シティ銀行のフリーローン金利は15.0%だが、NCBフリーローン V CLASS(ブイクラス)の金利は7.1%
  • 前年度税込年収400万円以上の給与所得者または会社代表者・西日本シティ銀行か他行で住宅ローンを契約していること
  • 取引店の近くに居住している、または勤務していること・保証会社の保証が受けられること
住信SBIネット銀行 フリーローン▲1.0%住宅ローン利用残高があること

フリーローンの審査に落ちたときの対処法

最後に、フリーローンの審査に落ちてしまった場合の対処法についても、お伝えしておきます。

消費者金融のカードローンを利用する

フリーローンの審査に落ちた…ということは、「銀行の厳しい審査基準をクリアできなかった」ということになります。

したがって、どうしても急ぎの現金が必要なら、銀行よりも審査基準が緩い消費者金融のカードローンに申し込むようにしてください。

ただ、消費者金融のカードローンの初回限度額は50万円までとなるケースがほとんどですので、100万円以上の融資を希望している場合はそのほかの方法を考える必要があります。

目的ローンを利用する

借りたお金の使い道が決まっているなら、フリーローンではなく利用目的が限定されている「目的ローン」を利用した方がいい場合もあります。

たとえば、利用シーンによって以下のような目的ローンが使えます。

  • マイカーローン
  • リフォームローン
  • 教育ローン
  • 医療費ローン

ただし、フリーローンの審査で落ちた銀行が取り扱う別の目的ローンに申し込むことは避けてください。

フリーローンの審査に落ちた…という履歴は、信用情報機関の情報から消えても、フリーローンを申し込んだ銀行の社内情報にはずっと残り続けるからです。

低金利のフリーローンまとめ

低金利で利用できるフリーローンは数々ありますが、申し込める人が限定的だったり必要書類が多いなど、高いハードルがあることはご理解いただけたかと思います。

ローンを利用するうえで大事なのは「返済の負担をいかに軽くできるか?」という点です。

フリーローンを利用する際には、「申し込み条件」「必要書類」「金利優遇措置」などの条件をきちんと調べてから、できるだけ審査のハードルが低くかつ1%でも金利が低いローンを利用することをおすすめします。

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